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春期新アニメ(一覧、総覧)

マンボウ

春ですね。

「観たいアニメを探すお手伝いをしたい」みたいなタイトルのブログにありそうな色々。「リンク集」とかいう懐かしい名称でもいいです。新規アニメ化作品の一部についてはひとこと添えて、続編については基本割愛。ちなみに『 』書きの後の( )内の数字は追記がない場合は当該作品のTVアニメシリーズの放送年です。敬称略。

  • 阿波連さんははかれない season2/[続][配信漫画]
  • アポカリプスホテル/[新][オリジナル]
    • http://apocalypse-hotel.jp/
    • “ABEMA”のサイバーエージェントのIP創出事業。『ヨコハマ買い出し紀行』(OVA,1998-2002)や『planetarian』(OVA,2016-2021)を思わせるポストアポカリプス日常系。キャラクター原案は少女漫画家界の大御所、竹本泉。人気、実力ともに折り紙付きだが意外にも氏の絵がTVアニメになるのは本作が初(!)。
  • あらいぐま カルカル団/[新][スピンオフ]
    • https://calcaldan.com/
    • 『あらいぐまラスカル』(1977)を日本アニメーション自ら『おそ松さん』(2015)の手法でリメイク。ちなみに「世界名作劇場」シリーズは放送当時フジテレビ系で放送されていましたが本作は日テレ系です。そういえばおそ松さんの新シリーズがこの夏から放送予定ですって。史上最強究極ゲス不倫以来、久しぶりの主演じゃない?おそ松兄さん。
  • ある魔女が死ぬまで/[新][なろう系]
    • https://arumajo-anime.com/
    • 『100日後に死ぬワニ』(映画,2021)みたいなタイトルの、なろう系では珍しく主人公が死ぬ(転生する)ところから始まるのではなく、死の宣告を受けるところから始まるハイファンタジー。“千人分の嬉し涙を集める”という設定で『こばと。』(2009)の“傷ついた心を集める”を思い出した。
  • ×アン・シャーリー/[新][児童書等][カナダ]
    • https://anime-ann-e.jp/
    • 『赤毛のアン』(1979)シリーズのアニメ化は2010年の劇場版(高畑勲が演出した1979年版の総集編)以来。今回は世界名作劇場シリーズの日本アニメーションではなく『ゴルゴ13』(2008-09)のアンサー・スタジオが制作を担当。否が応でもジブリ前夜の高畑作品に挑むことになる監督の心情は如何ばかりか。近所の偏屈爺役で爆笑問題の太田が声優として出演するそうです。今からラジオ番組でドヤる太田が楽しみです。
  • 一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる/[新][なろう系]
    • https://sh-anime.shochiku.co.jp/yamihealer/
    • 今期の約束されたクソアニメシリーズ。公開されているPVが既にギリギリのクオリティ。制作会社はマカリア。監督は吉崎譲。両方とも記憶になかったのでちょっと調べたらテレビアニメシリーズは本作が初制作(主幹)、初監督作品のようだ。制作協力(※各話単位で下請けするグロス請けを指すことが多い)作品では『天気の子』(映画,2019)や『サマータイムレンダ』(2022)など、作画の質が非常に高かった作品も多いが、制作協力と制作はあんまり関連性がないというか、最終的には金の力とか何とか。作画が良い作品って“©”にお金の匂いがするのよね、やっぱり。新たなクソアニメメイカー爆誕の予感。
  • ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-/[新][スピンオフ][配信漫画]
    • https://vigilante-anime.com/
    • 昨年8月に原作漫画が大団円を迎え、アニメ版も“FINAL SEASON”の放送を今年の秋に控えるヒロアカのスピンオフ作品。原作は少年ジャンプ+で2022まで配信されていた作品。本編と同じく制作はボンズ。監督は『ジョジョの奇妙な冒険』(2012)の鈴木健一。シリーズ構成は本編に続き黒田洋介が担当する。
  • ウィッチウォッチ/[新][漫画]
    • https://witchwatch-anime.com/
    • 週刊少年ジャンプ連載中の魔女っ子コメディ。原作は『SKET DANCE』(2011)、『彼方のアストラ』(2019)の篠原健太。作者名で検索するとサジェストで“炎上”とか“嫌われてる”とか出るイカした漫画家です。ちなみに師匠の空知英秋だと“名言”、尾田栄一郎だと“年収31億の自宅パーティすげえええ”とか出ます。
  • WIND BREAKER Season 2/[続][漫画]
  • ×宇宙人ムームー/[新][漫画]
    • https://ucyujin-mumu.com/
    • 今期の動物(猫)枠。宮下裕樹原作の猫型宇宙人×家電×女子大生の異文化交流コメディ。「『センゴク』(漫画,2004-2007)の人、絵柄変わり過ぎじゃね!?」と思ったら、それは宮下英樹だった。
  • ウマ娘 シンデレラグレイ/[新][スピンオフ][漫画]
  • えぶりでいホスト/[新][配信漫画][配信][YouTube他]
    • https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/everydayhost/
    • ショート枠のコントアニメ。監督、制作は、『アグレッシブ烈子』(2018)、『チキップダンサーズ』(2021)のラレコ監督、ファンワークス制作。原作漫画はニコニコ静画でも配信していたのに、ニコニコ動画でのアニメ配信の予定はないのね。公式YouTubeで観ます。
  • 炎炎ノ消防隊 参ノ章/[続][漫画]
  • おいでよ魔法少女村(不法占拠)/[新][配信漫画][カンテレ]
    • (アニメ公式サイト無し)
  • 俺は星間国家の悪徳領主!/[新][なろう系]
    • https://seikankokka-anime.com/
    • 今期の約束されたクソアニメシリーズ。なろう系では珍しいスペオペ風コメディ作品だが、領地の惑星はいつものなーロッパだったり、(原作小説の)出だしはコテコテの転生なろうだったりする。艦隊戦もあればロボも戦う。良いとこ取りを狙っても大抵失敗するので、正直、どれかに絞って欲しい(出来ればスペオペで)。『敵は海賊~猫たちの饗宴~』(OVA, 1989)とか『無責任艦長タイラー』(1993)とか『モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)』(2012)とか、非ロボの宇宙SFコメディ作品がアニメ業界で不毛だということはないと思うのだけれども、勝ち筋が細いのも事実。しかし小説や漫画といった(条件さえ整えば)無限に尺を伸ばせるメディアと違い、アニメシリーズは決まった尺、しかも大抵は1クールで終わってしまうので、色々やろうとした作品は何ひとつ出来はしないことが多い。制作は、犬視点ローアングル叡智アニメ『犬になったら好きな人に拾われた。』(2023)、eスポーツで一攫千金を狙う主人公が重い系男女に纏わりつかれる群像劇『僕らの雨いろプロトコル』(2023)のQuad。PV観た感じ、宇宙戦艦やロボの3Dモデル作るので予算使い切っちゃった感がある。
  • かいじゅうせかいせいふく/[新][玩具等][イニミニマニモ]
  • かくして!マキナさん!!/[新][漫画]
  • 片田舎のおっさん、剣聖になる/[新][なろう系]
    • https://ossan-kensei.com/
    • 『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』(2023)と『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』(2025)を掛け合わせた風味。主人公がおっさんだと、高確率でイケボの超ベテラン声優の主演することとなり、PV段階だと何か面白そうに感じてしまう罠。本作もそう。但し、監督×制作が『ひとりぼっちの異世界攻略』(2024)の鹿住朗生監督×パッショーネ、ハヤブサフィルム制作だから油断はできない。
  • GAMERA -Rebirth-/[新][懐古][特撮][配信][Netflix]
  • 勘違いの工房主~英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話~/[新][なろう系]
    • https://kanchigai-pr.com/
    • 今期の約束されたクソアニメシリーズ。監督・石井久志、制作・EMTスクエアード。『くまクマ熊ベアー』(2020)、『勇者、辞めます』(2022)の黄金(意味深)タッグで描く、無自覚最強系なろう。タイトルで自虐ネタぶっ込んでくるあたりが既に寒い。PVで早くも「僕、また何かしちゃったのかなぁ…」と呟くあたり、ジャンルの大先輩で「またオレ何かやっちゃいました?(汗)」という名言を残した『賢者の孫』(2019)へのリスペクトを感じる。もちろん作画もPV時点でかなりヤバい。
  • 完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる/[新][なろう系]
  • 鬼人幻燈抄/[新][なろう系]
    • https://kijin-anime.com/
    • 原作は、なろう投稿から四六版(所謂“新文芸”)を経て一般文庫レーベルで書籍化されている珍しい作品で、題材も和風大河ファンタジーというこれまた珍しい題材。元々は昨年の夏クールでの放送を予定していたが、制作の遅延により放送延期され約1年、この春から無事放送開始となった。結果として2クール連続放送となったのは怪我の功名という気持ちもある。制作の横浜アニメーションラボは、かつては『みるタイツ』(2019)や『禍つヴァールハイト -ZUERST-』(2020)など個性的で面白い作品を作る制作会社という印象だったが、近年は『聖者無双~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~』(2023)、『THE NEW GATE』(2024)といった典型的なろう系クソアニメや、『レヱル・ロマネスク2』(2023)のような一体誰に向けて作っているのか分からない作品、『ささやくように恋を唄う』(2024)での放送休止など、TVアニメシリーズ1本“普通に”仕上げる事自体に四苦八苦しているように見える。メジャーレーベルでは無いながらも知る人ぞ知る、という原作のネームバリュー、2クール連続、制作会社の信用ならない感じなどから『惑星(ほし)のさみだれ』(2022)を思い出してしまったのはここだけの秘密だ。
  • 機動戦士Gundam GQuuuuuuX/[新][オリジナル]
    • https://www.gundam.info/feature/gquuuuuux/
    • ガンダムの新シリーズを庵野秀明率いるスタジオカラーが制作するということで既にかなり話題になっている作品。監督は劇場版のエヴァンゲリオンシリーズ(2007-21)の監督も務めた鶴巻和哉。アニメ本放送に先駆けて「Beginning」と銘打った劇場版が上映されているのが何ともカラーっぽい。注目のメカデザインはエヴァのデザインも担当した山下いくと。どことなくエヴァがガンダム着たようなデザインだなーと感じたのは山下がエヴァのデザイナーだと知った上での後知恵かも知れない。物語の舞台は『機動戦士ガンダム』(1979)と『機動戦士Ζガンダム』(1985)の間の頃の話ではあるが、いわゆる“マルチバース”の形式を採用しており、もう一つの結末を迎えた一年戦争後の並行世界の話のようだ。“GQuuuuuuX”の世界線と“正史”の世界線がどう影響しあうのか、またカラーらしい新しいガンダムの(戦闘)表現はどうなるのか要注目…などとそれっぽいこと言っておいて何だけどガンダムシリーズはほとんど観てないという事実。
  • GUILTY GEAR STRIVE: DUAL RULERS/[新][CSゲーム]
  • 九龍ジェネリックロマンス/[新][漫画]
    • https://kowloongr.jp/
    • 『恋は雨上がりのように』(2018)の眉月じゅん原作漫画のメディアミックスプロジェクト。アニメ化に続いて今年中の実写映画の劇場公開も予定されている。尚、前述の『恋は雨上がりのように』も同年に大泉洋主演で実写映画が劇場公開されている。同作の興収7億円という成績は、今回の同時メディア化企画の企画書を通すには十分な成果なのだろう。ただ、古典的な年の差ラブコメだった『恋雨』に対し、本作は、かつて香港に存在した九龍城寨を舞台にしたSF要素のある恋愛サスペンスで、実写で撮るというのはシンプルに金掛かりそう。逆に、前作はおっさん向け少女漫画を(実写でやるなら)アニメでやらんでも良くない?と思ったのに対し、本作のノスタルジックでパンク、無国籍な雰囲気はアニメだからこそ表現できるのではとちょっと楽しみにしている。
  • クラシック★スターズ/[新][企画物]
  • 黒執事 -緑の魔女編-/[続][漫画]
  • ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ/[続][漫画]
    • https://www.toei-anim.co.jp/kitaro/
    • 歴代の鬼太郎声優と鬼太郎所縁の著名人が選んだお気に入り回の傑作選。「ゲゲゲの」アニメ第1期~6期の中からということらしいが、京極夏彦とか空気を読まずに『墓場鬼太郎』(2008)で自分がカメオ出演した回とか選んで欲しい。
  • げっかん!なんものアニメ/[新][玩具等][配信][YouTube他]
    • (アニメ公式サイト無し)
  • ×恋するワンピース/[新][スピンオフ][配信漫画][配信][YouTube他]
    • https://one-piece.com/op/koisuru/
    • 『守れ!しゅごまる』(漫画,2021-22)、『妖怪バスター村上』(漫画,2024)と、続けて連載打ち切りの憂き目にあった伊原大貴の出世作がまさかのアニメ化。ちなみにこの先生も検索するとサジェストで“炎上”とか出ます。ワンピ本体の連載がいよいよ完結が近いと噂される中、アニメ『ONE PIECE』(1999-)がこの4月から深夜枠に移動して放送再開ということもあり、その賑やかしという意味もあるのだろう。また漫画版『恋するワンピース』は『しゅごまる』連載の為の“連載休止”という形を取っており、『村上』の完結は恋ピの連載再開の為だった、という考察は甘すぎるだろうか。
  • コウペンちゃん/[新][玩具等][配信][YouTube他]
  • この恋で鼻血を止めて/[新][WEB漫画][中国『无聊就完结』)]
  • ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる/[新][なろう系]
    • https://gorillalady-anime.com/
    • 気弱な伯爵令嬢が戦闘系最強と言われる『ゴリラの神』を引き当て王立騎士団にスカウトされたことから始まるゴリ・ラブコメ。え?意味がわからない?気が合うな!お互い様だ! 制作の「鵲」(カチガラス)は元エンカレッジフィルムズで、本作の監督、追崎史敏が代表を務める制作会社。『ラブ米 -WE LOVE RICE-』(2017)という、擬人化されたブランド米がダジャレを言いながらパンや麺、ロカボダイエットと戦う農水省後援のアイドルグループアニメを制作した会社だ。え?意味がわからない?気が合うな!お互い様だ!
  • #コンパス2.0/[新][スマホゲー]
  • 最強王図鑑 ~The Ultimate Tournament~/[続][児童書等]
  • 最強の王様、二度目の人生は何をする?/[新][なろう系][アメリカ(The Beginning After the End)・韓国(끝이 아닌 시작)]
  • ざつ旅 -That’s Journey-/[新][漫画]
  • ×Summer Pockets/[新][PCゲーム]
    • https://summerpockets-anime.jp/
    • Keyブランドの2020年発売全年齢向けギャルゲーのアニメ化。原案は『AIR』(2005)の企画・シナリオを担当したことでも有名な麻枝准。アニメ制作は『D.C.II ~ダ・カーポII~』(2007)、令和の世に、夏!旅人!青空!海!ひまわり!美少女!セーラー服!ひらひらワンピ!みたいな純ギャルゲーってまだ存在が赦されていたんだ。しかし京アニ版『AIR』から今年で20年ですか…もうゴールしてもいいよね…
  • 紫雲寺家の子供たち/[新][漫画]
  • SHIBUYA♡HACHI (2期)/[続][玩具等][イニミニマニモ]
  • 小市民シリーズ (2期)/[続][一般小説]
  • 真・侍伝 YAIBA/[新][懐古][漫画]
    • https://www.yaiba-pr.com/
    • 『名探偵コナン』(1996-)の青山剛昌大先生の出世作『YAIBA』(漫画,1988-1993)が連載完結から三十余年の時を経て二度目のアニメ化。しかも制作は『SPY×FAMILY』(2022)のWIT STUDIOということで話題になっている。1993年版からキャストはほぼ総入れ替えだが、主人公の鉄刃だけは高山みなみが続投。元嫁を主演にキャストし続ける青山先生のメンタルの強さは流石である。
  • すみっコぐらし ここがおちつくんです/[新][玩具等][ZIP!]
    • https://sumikkogurashi-movie.com/tvanime/
    • サンエックスの人気キャラクター、「すみっコぐらし」のミニアニメ。朝の情報番組『ZIP!』内で毎週金曜日の放送となる。コーナー編成によっては『ちいかわ』(2022-25)とかぶる可能性もあるのだが、『ちいかわ』はこの春クール、過去の人気エピソードをリバイバル放送を予定している。日テレとしては、フジテレビの評判が地に落ち、『ちいかわ』の新作公開ストップしている今こそ好機、と捉えているのかも知れない。ちなみに今クール配信開始予定の『げっかん!なんものアニメ』は、すみっコぐらしのデザイナー、よこみぞゆりがフリーランスになった後に生み出したオリジナルキャラクターシリーズ「なんでもいきもの」のアニメ化作品。
  • スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました ~そのに~/[続][なろう系]
  • 戦隊大失格 2nd season/[続][漫画]
  • 全力ウサギ シーズン2/[続][漫画]
  • 男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)/[新][ラノベ]
  • ちくわ戦記~おれのカワイイで地球侵略~/[新][配信漫画]
  • ×中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。/[新][スピンオフ]
    • https://chuzenji-anime.jp/
    • 京極夏彦の百鬼夜行シリーズのスピンオフ作品。若き日の京極堂の活躍を描いたミステリー作品で百鬼夜行シリーズのコミカライズを担当した志水アキによるオリジナルストーリーの漫画が原作。京極堂が洋装のイケメンなのは笑った。関口君は…まあ、本編原作小説でも中々に酷い書かれようなので、これでも手加減してくれているのかもしれない。制作は『この世界は不完全すぎる』(2024)の100studio。
  • ちょっとだけ愛が重いダークエルフが異世界から追いかけてきた/[新][同人]
  • ×ツインズひなひま/[新][企画物][SP]
    • https://anime-hinahima.com/
    • 今のところ全世界から嫌われている生成AIをアニメ制作に積極的に活用していこうという見えている地雷を自ら踏みにいくフロンティアスピリット溢れる作品。事前情報を見る限り、日常系と配信者系と『8番出口』(ビデオゲーム,2023)を合わせたような話になるのかなーとか何とか。そして公式サイトが目に痛い。
  • 神統記(テオゴニア)/[新][なろう系]
  • Devil May Cry/[新][CSゲーム][配信][Netflix]
    • (公式サイト無し)
  • TO BE HERO X/[続][オリジナル][中国]
  • 謎解きはディナーのあとで/[新][一般小説]
    • https://nazod-anime.com/
    • 執事姿の櫻井翔のイメージが強い東川篤哉によるキャラ立ち小説の古典。最近のノイタミナ枠の中では意欲を感じる作品。制作はマッドハウス。原作小説は人気イラストレーター、中村佑介の装画も好評だが、本作では新たにキャラ原案に『プロミス・シンデレラ』(漫画,2018-22)の橘オレコを迎えている。中村佑介の絵は個性的過ぎてアニメ向きではないとは思うが、同じノイタミナ枠で、しかもマッドハウス制作の『四畳半神話大系』(2010)でアニメ化されているので、十人並みのレディコミ絵にしてしまうのは些か勿体ない。監督は『若おかみは小学生!』(2018)の増原光幸。何となく旅館繋がりで『プロミス・シンデレラ』をアニメ化した方がいいのでは、と思ったり思わなかったり。ちなみに主役のお嬢刑事、麗子役の花澤香菜はノイタミナ枠の『PSYCHO-PASS サイコパス』(2012)シリーズでもメインキャストで刑事役を務めている。
  • 忍者と殺し屋のふたりぐらし/[新][漫画]
    • https://ninkoro.jp/
    • 『化物語』(2009)、『魔法少女まどか☆マギカ』(2011)のシャフトの『幸腹グラフィティ』(2015)以来、久しぶりの萌え系コメディ。シャフトのコメディには耳に残る変な曲がつきものなので今作でも期待。『化物語』(2009)の「恋愛サーキュレーション」とか。監督の宮本幸裕は『魔法少女まどか☆マギカ』(2011)のチーフディレクターで、この秋公開予定の映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』の監督も務めている。
  • ニンジャバットマン対ヤクザリーグ/[続][スピンオフ][アメリカ(Batman Ninja vs. Yakuza League)][配信][Netflix他]
  • 履いてください、鷹峰さん/[新][漫画]
  • ばいばい、アース 第2シーズン/[続][一般小説][配信][WOWOW]
  • 華Doll* -Reinterpretation of Flowering-/[新][キャラCD]
  • ×日々は過ぎれど飯うまし/[新][オリジナル]
    • https://hibimeshi.com/
    • 「料理の作画に定評のあるP.A.WORKSが総力をあげて描く「通称PA飯」の集大成」…らしい。“PA飯”って“パーキングエリア飯”の事かと思ったよ。そもそもP.A.作品で料理の作画が話題になったことってあるのか? 『駒田蒸留所へようこそ』(映画,2023)のブレンダー室のシーンとか?『アキバ冥途戦争』(2022)のメイド喫茶のオムレツとか? 唯一思い出せたのは『Buddy Daddies』(2023)のフレンチトーストだった。そもそも料理の作画って(ジブリとか京アニのようなAAAクラスの制作会社でなければ)どこの制作会社が主幹かってことよりも、料理作監がいるかいないかって気がする。そういう意味では「あの作品のご飯のシーンはP.A.で○○さんが担当したんだよ」ってのは有り得る。本作のキャラクター・ストーリー原案は『のんのんびより』(2013)のあっとが担当、同作で監督を務めた川面真也と音楽の水谷広実が本作でもそれぞれ監督と音楽を務めている。因みに、本作オリジナルゆるキャラ「モコ太郎」のCVの大食いタレント・もえのあずきは「NEXCO東日本 SA・PAグルメアンバサダー」を務めている。当然ここの“PA”は“パーキングエリア”の略である。
  • ひみつのアイプリ リング編/[続][玩具等]
  • ぷちきゅあ~Precure Fairies~/[新][スピンオフ][配信][YouTube他]
    • https://www.toei-anim.co.jp/petitcure/
    • ここ1、2年、過去作がSDGs啓発アニメに駆り出されたり(『キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~』(2023))、約10年越しで2期が始まったり(『魔法つかいプリキュア!! ~MIRAI DAYS~』(2025))とIPブランドとしての「プリキュア」の新たな活用が急速に活発化している。本作もその流れの一環で、歴代プリキュアのマスコット妖精を集めサンリオキャラクター的にアレンジして再利用する企画のようだ。「あざとい企画だなぁ」と思いつつも悔しながらちょっとかわいい。ちなみに現在放送中の『キミとアイドルプリキュア♪』(2025)のマスコット、プリルンはその傍迷惑な言動から「害獣」とか「令和のQB」とか言われてますけど、大丈夫でしょうか。
  • ×プリンセッション・オーケストラ/[新][オリジナル]
    • https://princess-session.com/
    • 原作の「UNISON」は、本作の製作総指揮を務める上松範康が代表を務めるアリア・エンターテインメントのコンテンツ制作ブランド。上松といえば長年、音楽制作集団「Elements Garden」を率い、ゲームミュージックから宝塚まで幅広く活動しているほか、アニメについても楽曲提供は勿論、『戦姫絶唱シンフォギア』(2012)などの音楽をテーマにしたオリジナル作品のプロデュースも積極的に行ってきた。その上松範康が遂に、タカラトミーと組んでニチアサに殴り込むのが本作。時間帯的には仮面ライダーシリーズの裏(テレ朝の裏のテレ東)にあたり、プリキュアの視聴者にチャンネルを変えてもらおうという算段か。ちなみにテレ東のニチアサは現在、ショートアニメや海外アニメ、ゴルフバラエティなどでごちゃついているが、4月からは8:30~10:00までタカラトミー枠に固められ、テレ朝の“プリキュア~ライダー~スーパー戦隊”という本家ニチアサと真っ向勝負となる。尚、今期、UNISONブランドで深夜枠でも『クラシック★スターズ』というクラシック音楽をテーマにしたオリジナルアニメをプロデュースしている。ニトロプラスの虚淵玄が『魔法少女まどか☆マギカ』で社会現象を起こした時も衝撃だったが、ういんどみるやFrontWingなどの作品にも楽曲を提供し、2010年前後のエロゲ業界を彩ったクリエイターがニチアサアニメをプロデュースする日が来るとは、当時、誰が予想しただろうか。
  • ボールパークでつかまえて!/[新][漫画]
  • 前橋ウィッチーズ/[新][オリジナル]
    • https://maebashi-witches.com/
    • 今期の約束されたクソアニメシリーズ。群馬県前橋市を舞台にした魔法少女×アイドル物のオリジナルアニメ。ここまでヒットの匂いのしない作品も中々ない。都道府県魅力度ランキング41位(2024年度)の県を舞台に没企画をふたつ掛け合わせたような新鮮味ゼロの世界観。お花屋さんでギャル浴衣ですかそうですか。歌って踊ってお客さんの願いを叶えて魔女になるですかそうですか。監督は『おとなの防具屋さん』(2018、5分が長く感じる下ネタギャグショート)、『彼女が公爵邸に行った理由』(2023、韓国のウェブトゥーン原作という見えてる地雷)、『ハイガクラ』(2024、作画崩壊し放送延期中)の山元隼一。こんな作品をサンライズとバンナムが作ってるのマジですかそうですか……『川越ボーイズ・シング』(2023)、『僕らの雨いろプロトコル』(2023)、『終末トレインどこへいく?』(2024)、『菜なれ花なれ』(2024)…アニメ業界は北関東を舞台にしたオリジナルクソアニメにチャレンジしないと死ぬ病にでも罹っているのだろうか。
  • 増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和GO/[続][漫画]
  • 未ル わたしのみらい/[新][企画物]
  • ムーンライズ/[新][オリジナル][Netflix]
    • (公式サイト無し)
  • MUZIK TIGER In the Forest/[新][玩具等][韓国]
  • mono/[新][漫画]
    • https://mono-weekend.photo/
    • 『ゆるキャン△』(2018)でアニメ界にアウトドアブームを起こした、あfろ原作のきらら系。今回もカメラはカメラでも全天カメラというかなりニッチなテーマを攻めてくるところがあfろらしい。制作のソワネは2023年に設立されたばかりの新しい会社で『ヤマノススメ サードシーズン』(2018)などで制作進行を務めていた村上光が代表を務める制作会社。本作のプロデューサーの藤田規聖は同作品でラインプロデューサーを務めていた人。監督の愛敬亮太は本作が初監督で、『呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変』(2023)で副監督を務めていた人物。かなり未知数な陣容だが、PVは楽しげな雰囲気で第一印象は良い。
  • やたらやらしい深見くん/[新][僧侶枠]
  • ユア・フォルマ/[新][ラノベ]
    • https://www.yourforma-anime.com/
    • 第27回(2020年)電撃小説大賞・大賞受賞作のSFクライムサスペンス。女性主人公のビジュアルや、後ろ首にケーブルを接続するギミックなど、「『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(映画,1995)に寄せてきてんなー」とか思ったり「で、声は『PSYCHO-PASS サイコパス』(2012)なんだよなー」とか思ったり。制作は『ゴールデンカムイ』(2018)のジェノスタジオ。ちなみに同社は、伊藤計劃原作のSF小説『虐殺器官』(映画,2017)において、作品制作中に破産したマングローブの尻拭い(作品完成)の為に設立されたのだとか。ちなみに同年の電撃小説大賞の金賞は『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』(2025)でした。
  • Yu-Gi-Oh! CARD GAME THE CHRONICLES/[新][TCG]
  • 遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX 20th Remaster/[新][懐古][TCG]
    • (公式サイト無し)
  • LAZARUS ラザロ/[新][オリジナル]
    • https://lazarus.aniplex.co.jp/
    • 『カウボーイビバップ』(1998)の渡辺信一郎監督のオリジナルアニメ。オリジナル監督作は『残響のテロル』(2014)以来11年振り。因みに渡辺監督は大体10年周期でオリジナル監督作品を撮っていて本作が4作目。なお、『スペース☆ダンディ』(2014)、『キャロル&チューズデイ』(2019)では総監督だった。総監督って名誉職のイメージなんだけど、実際どうなんだろう。人類社会を平和に導いた奇跡の薬とそれに仕掛けられてた罠、世界を救うため集められた5人の犯罪者。全人類の命を懸けた宝探しが今始まる――PVは多分今期の作品の中で一番格好いい。映像と音楽の調和の素晴らしさに渡辺監督の手腕が光る。制作は『残響のテロル』の他、『呪術廻戦』(2020)、『チェンソーマン』(2020)のMAPPAが担当する。ちなみにメインキャストで内田真礼・雄馬姉弟が共演している。
  • リコリス・リコイル Friends are thieves of time./[続][オリジナル]
  • ×ロックは淑女の嗜みでして/[新][漫画]
    • https://rocklady.rocks/
    • 『ぼっち・ざ・ろっく!』(2022)以来、再び脚光を浴びているガールズバンドもの。原作は『ムシブギョー』(2013)の福田宏の漫画。超お嬢様女子高を舞台にした史上最も熱く、そして恐らく史上初のインストバンドを主人公に据えたアニメシリーズ。監督の綿田慎也は『ガンダムビルドダイバーズ』(2018)や『劇場版 アイカツスターズ!』(映画,2016)など、熱血ものにも音楽ものにも実績のある監督。
  • ンめねこ/[新][SNS漫画]

(全79作品※20250329現在)

※新規アニメ化作品について作品タイトル前の記号は注目度を表す。記号の意味は競馬新聞の予想印に準拠し「◎」は本命(今期の覇権候補筆頭)、「〇」は対抗(十分に覇権を狙える)、「▲」は単穴(覇権を狙える潜在能力はある)、「△」は連下(話題作になりそう)、「×」は注意(その他の注目作)。

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